第11回ふなばし三番瀬海浜公園フォトコンテスト受賞作品
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第11回となる『ふなばし三番瀬海浜公園フォトコンテスト』は、公園内(干潟を含む)で撮影した、三番瀬に生息する生きものや四季折々の風景、イベントや人とのふれあい、子どもたちの楽しそうな様子などをテーマに募集しました。今回は、136点の応募作品が寄せられ、審査は船橋在住の作家 森沢明夫氏、写真家 鈴木正美氏を迎えて行いました。
理事長賞
太陽の周りを虹がぐるりと囲む、珍しい気象現象「ハロ」。その中心に風力計を配置して、独特の世界観を生み出しています。よくみると小さな飛行機のシルエットまで写し込んでいます。狙わなければ撮れない、でも、狙っても撮れない、技術と運をモノにした素晴らしい作品です。
大賞
台風が去り、重くて生々しい雲の下から、新鮮な希望の光が幼女に向かって差し込んでいます。極論すると、天国と地獄がひとつの画面内に描かれたような、異世界を思わせる作品です。幼女の配置や向きなども絶妙!
入選
キラキラ感と躍動感があふれ出す一枚です。両手で水を受け止めようとしている子供のしぐさも愛らしいですね。手前の被写体をぼかすことで、主役の男の子がいっそう生き生きと写し出されています。同じ服を着ているところを見ると、仲良し兄弟かな?
逆光に配置された砂紋が、とても力強いコントラストで描き出されています。低いアングルから撮影したことで、無機物の砂に不思議と「生命」を感じました。
太陽と二羽の鳥のシルエットが、縦に一直線に並んだ一瞬を見事に捉えた秀作です。暖かな陽光を映し出した空と海が、幻想的な絵画のような世界を創り出しました。
宝石をばらまいたような飛沫。細い光の線で描かれた子供の輪郭。見れば見るほど「アニメ」のワンシーンに見えてくるという、不思議な錯覚を抱かせる作品です。タイトルにある「炸裂」という言葉もぴったりですね。
富士山賞
タンカーを配置したことで、黒と赤のラインが海と山をくっきりと分けているのが面白いですね。タイトルを見て、思わず「なるほど」と言ってしまいました。
生きもの賞
小さなコメツキガ二たちの戦いをしゃがんで見つめている作者の「がんばれ、がんばれ」という声が聞こえてきそうな一枚です。干潟の生き物にたいする優しいまなざしが作品に現れていますね。
野鳥賞
このコンテストはじまって以来の組み写真です。ウミネコの若鳥が海面にダイブする瞬間を高速連射でとらえています。羽の形の変わりようも見事に表現され、ピントもばっちり合っています。
テーマ賞
太陽にほえろ!で賞
三人の表情がそれぞれ違っていて、なんだか見ていて微笑ましくなってしまう作品です。夕日のあたたかさが、そのまま家族のあたたかさを連想させます。
また来てね♡賞
子供たちの楽しかった一日を象徴するような一枚ですね。見た瞬間、選者は二人そろって「また来てね」と思いました。本当に、また来てね!!
タイトルが詩的で賞
空を映した細長い水たまりを、「小径」にたとえた詩的な感性が、そのままタイトルと写真に現れています。
どっちが飛んだ?で賞
この写真を見た瞬間、思わずニヤリとしてしまいますよね? 左の少年のいかにも悪戯な感じの表情もいいですね。クラスに一人はいる奴です(笑)
主役はボクらで賞
超望遠レンズの特性を生かし、手前の鳥と奥の人物を、ピント面の違いで完全に分離した面白い一枚です。きっと鳥たちは思っているはず。「どこにカメラを向けているんだ。撮るならボクらを撮ってくれ!」
審査員特別賞
見た瞬間、「あ、人類の進化だ」と言ってしまいました。左からだんだん大きくなる人物。しかも、等間隔なのが面白いんですよね。
奥行きのある風景を望遠レンズの圧縮効果で平面的な雰囲気に仕上げた一枚です。画面全体に走った「横縞模様」が、不思議な「静」を醸し出しています。